はじめに
データ活用システム開発セクションで、なんとか働いているホリです。
当セクションは機械学習などを活用して教育データの新たな利活用を試みるチームとなっています。
(もともとは企画開発チームの一部隊だったのですが、10月から独立し別のセクションになりました。)
こういった新しい利活用を考える上では、機械学習などの情報分野に加え、教育ドメインの知識の吸収が必要だと考えています。
教育ドメインの情報収集のために、そしてドワンゴの取り組みを知ってもらうためにも、9/27, 28と2日間にかけて日本教育工学会の秋季大会に参加しました!
(前回の春季大会に引き続き2度目の参加です。こちらに前回のレポートもあるので、併せて読むといいかもしれません)
教育工学会は春が口頭発表オンリー、秋がポスター発表オンリーとなっているそうです。 なので、秋の今回はポスター発表をしました。
学会について
自分はポスターオンリーの学会は初めてだったのですが、すごい人の数で参加者の熱心さを直に感じられました。
どうやら参加者が1,100人を超え、今までの教育工学会の大会で一番の参加者数だったそうです。
また、参加者は人数だけでなく属性も多様で、教育学の学生/教授をはじめ、現職の教員、民間企業、科学館の職員など色々な方が見受けられました。
それもあり話題も幅広く、会話の中で自分の視野も少し広がったように感じます。
大会の構成自体も工夫が凝らされており、 SIG(Special Interest Group。特定のテーマを元に行われる学会内での有志の活動)が企画するセッションでは、 ワークショップ形式で意見を出し合ったりと、 参加者間の交流も深めるような様々な工夫がされていました。
ポスターについて

私自身は「自然言語処理による利用履歴によらない教材推薦モデル」というタイトルで発表させていただきました。
内容としては、e-learningで類題や解説記事を出すような推薦システムを作ったよという話です。
見に来ていただいた方と話すことや、 人の発表を聞くことで、 ポスターを通じて色々な目線からの意見交換を行うことができ、 面白い時間を過ごさせていただきました。 (やはり論文や勉強会では、現場の雰囲気はなかなか汲み取れないですね......)
こうした様々な属性の方と交流していく中で、 GIGAスクール導入・生成AIの台頭・情報授業の必修化などで、AIなどの情報分野に関心を持ちつつも、 導入に課題を感じている人が多いことも肌で感じました。
そのため、情報系の私たちが登壇・聴講することはお互いに刺激になる部分が多いんじゃないかと考えており、 (ネタさえあればですが) 今後も積極的に登壇できればいいな〜と思ってます。
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